サクリア仮面2本編の要約 

◆主星マフィアの不穏な動きを察知したサクリアーズの司令であるルヴァは、新アジトと思われる海辺の田舎町に出掛けるが、捕らわれの身になってしまう。
そして、マフィアのボス、トムサ・ルマクトーから、挑戦状ともとれる招待状が送られてくる。
◆ルヴァ救出のためにサクリアーズの向かった先は、満ち潮の時は、孤立した島となる自然の地形を利用したマフィアの要塞島であった。 岩山をくり抜くようにして作られたアジトの最上階で待っていたマフィアのボス、トムサは、息を飲むほどの美貌の持ち主であったが、訛の強い主星語(大阪弁に似ている)を話す金髪フェチの男色家だった。
 ◆彼は、マルセルを拉致して最下層へと籠もり、ゲームを楽しむように守護聖たちにそこに来 ることを指示。各階には、トラップや武装した部下がおり、さらに、爆破装置まで仕掛けてあると言う。限られた時間内に、マルセルを助け、要塞島を脱出 しなくてはならない状況になったサクリアーズ。
◆結局、トムサは、脱出に失敗し、爆発によって崩壊するアジトと共に海中に沈んだのであった。ジュリアスとクラヴィスは、瀕死の重傷を負ったものの、サクリアーズは全員無事、聖地へと帰還した。

この外伝『放たれたもうひとつの呪縛』は、その事件の後日談である。 ●外伝へ●

 サクリア仮面シリーズは、1996年に初出した作品で、
本の形にしたものは、一巻、二巻共に完売しています。
当時としては、守護聖たちが繰り広げるドタバタギャグが珍しくもあり、
楽しんで戴けたように思います。 完売後は、しばらくWEB上にて公開していましたが、
アンジェサークルもその後、増え続け、本家コーエーからもアンソロジー本、その他、
もっと楽しいギャグものが出ていますので、 『サクリア仮面』は、もう今更……の感もあり、
 また、固有名詞に、当時のパソコン通信で仲間だった方たちのお名前や、
私の好きなゲームや小説に出て来るものも含まれるため、
『聖地の森の11月』サイトを立ち上げた機会に、 掲載を取り下げました。

この『サクリア仮面2外伝』は、完売後に、少し経ってからカウンタープレゼントで書かせて戴いたもので、
こちらも長らくお蔵入りにしていたものですが、掲載当時、読み逃された方から、
リクエストを戴きましたので、拙い所が多々ありますが、今回、再掲載致しました。
2005.9.1 思 惟

聖地の森の11月