序
静寂の中、 様々な色石が九つ、漆黒の空間に浮いている どれも色鮮やかに美しく、表面は艶やかに濡れたように輝く その時、一筋の閃光が、一番端にあった石を貫いた そして、また閃光…… 光の矢は、次々と現れて、残りの石たち全部を貫いてゆく 石には、たちまち大きな瑕が入る 瑕付きの石たちは、簡素な金枠にはめられて放たれた
彼の地へ……
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