第二部 現在までの主な登場人物と地図
クラヴィス
教皇の第二子。
皇妃の実の子ではない為、何事に置いても控えめにしている。
訳あって東の辺境への旅行中、行方不明に。
リュミエール
スイズ王国の第三王子。実母は第三寵妃だが、すでに他界。
現在はルダ国へ留学中
ルヴァ
砂漠が大半を占めるルダ国の貧しい村の出身。隣国のダダス大学を首席で卒業し
ルダ国の文官補佐として帰国。リュミエールの個人教授になる。
教 皇
クラヴィスの父。聖地からの力をその身に預かる者として、西の大陸の象徴的存在。
セレスタイト
教皇の長子。クラヴィスの五歳違いの兄。正義感に溢れ明るく闊達な性格。
皇 妃
教皇の正妃。スイズ王国ジェイド家から嫁いだ。
実子ではないクラヴィスにも、教皇の良き妻であろうと、優しく接してはいる。
ジェイド公
皇妃の実の兄。スイズ王国に公領を持っており、教皇庁の枢機官の一人。
野心的な一面を持つ。
アジュライト
スイズ王国第二王子。中の王子とも呼ばれる。リュミエールの、腹違いの兄。
フローライト
スイズ北方領の貴族の娘で、ルダ音楽院に留学中。
ルヴァと心惹かれ逢う仲に。
ガネット
鉱山の発掘現場近くの酒場の女。クラヴィスの理解者でもある。
スモーキー
教皇庁管轄地の鉱山では名の知れた男。鉱夫たちのリーダー格で
人望も厚く、聡明。本名は別にあるらしい。
ゼン
スモーキーと行動を共にしている鉱夫の少年。足が速く、機転が利くため、
しばしば先行して偵察に出される。
サクル
鉱山で父親と共に働かされている少年。まだ十二歳のため、
「鳥持ち」と呼ばれる坑内の見張りや雑益をしている。
ジンカイト
元ジェイドの武官。クラヴィス失踪に深い関わりを持ち、
現在は、南部の農村の束ね役をしている。
サルファー
北部の農民や鉱夫たちのリーダー