◆第一部のあとがき◆
2002年11月11日、クラヴィス様お誕生日記念日から始めた連載の第一部がようやく終わりました。
半年以上たってるのにクラヴィスが出てこなくてゴメンナサイ……(滝汗)
……いやぁ、こんなに長くなるとは……(さらに冷汗)
自分用に打ち出したものは、本文のみで、A5、30文字×25行、8ポイント、二段組みで206頁ほどありました。ヒクヒクヒク。今まで長編は書いたことがありませんでした。『水夢骨董堂細腕繁盛記』は、一応そこそこの量がありますが、各章が春夏秋冬別の独立したお話ですし。そんなわけで、いつも書きながら、“これで辻褄合ってるんだろうか、う……また長くなっていく……”と怯えながら書いていました。
読んで下さっていた皆さん、本当にありがとうございました。感想を下さった皆様もありがとうございます。こんなタルイ話、誰が読むんだ……と落ち込みかけた時に感想を戴くと、すちゃっと
復活して立ち上がれました。
そんなわけで、まだ当分、続く予定ですが、
それは、少し先になります。連載開始後、またお付き合いくださいませ。
2003.6.15 思 惟
追 記
第一部の外伝を書きました……が、本編が、シリアスかつ健全でしたので、そのタガが外れたとでも申しましょうか、ちょっと息抜き的なものになってしまいました。
ほんの少しだけやおい的発言有りの 楽しい感じのものと、ギャグもの、シリアスなもの……3つの短編です。
『神鳥の瑕』のトップページよりお入り下さい。
以下、ちょっとしたネタバレを。
■すっごいやおいに……
このお話は当初、めっちゃやおいなピカレスクロマンにするねん……と思っておりました。(志は高く) ジュリアスに国を滅ばされたオリヴィエの復讐劇に絡めた愛と憎悪と性の渦巻く……。(爆) オリヴィエは、ジュリアス暗殺を企む。が、逆に拉致。無理矢理あんなこんな事になってしまい、より一層、ジュリアスへの恨みを募らせるものの、
関係を持ってしまったことで、よりジュリアスに惹かれていくオリヴィエ。逃げ出したオリヴィエを、ジュリアスの命により追いかけるオスカーもまた、ジュリアスへの熱い思いを持っていて、それ故に、ジュリアスとあんな事やこんな事をしちゃったオリヴィエ憎し! でも、オリヴィエを追って旅続けていくうち、彼
にも惹かれていく……。ってな感じで……。企画倒れでした……、私には無理でした……ハイ。でもツラツラと考えていた設定が楽しくて、一部流用し、このような形のお話しになりました。
■設定
「西を目指す……」、最遊記ですな。ばきっ★ 丁度、この話を書き出す少し前に、『最遊記』にハマりました。世間ではテレビ放送も、映画も終わったというのに。かようにしてハマったかは長くなるので割愛しますが、いわゆる『シルクロード』が好きなこともあって、なんとなくここらあたりをベースにしたものが書きたいなと思ったのでした。東の地、金の髪が珍しい……ということで、大昔の中国大陸的な雰囲気
が、少しだけ入ってる感じで。
■固有名詞
中国語の辞書を見つつ。でもそのままカタカナ表記にしにくいものもあって、感じだけ使用したり、ちょっと付け加えたりものもあります。
クゥアン=光、ホゥヤン=炎、モンメイ=美夢、そのまんまですね。もっとひどいのが、ラオ……感じで書くと老(^^; でその孫のヤン……これ中国語じゃなくて、ヤングのヤン。ええ加減すぎ……(^^;
地名とオリジナルキャラがいっぱい出てくる……。クゥアン、モンメイ、ホゥヤン……。“ダメだ……こんなの判らないよ。私なんか、三國志でも、魏、蜀、呉の誰がどの国の人かとか最期まであやふやだったもん”と思いました。
いっその事、WEBの特性を活かして、クゥアンは青、ホゥヤンは赤、モンメイはピンク……と守護聖様イメージカラーで書けば、誰がどの国かわかるのでは……真剣に思いました。オリジナルキャラについては、これも名前が覚えられないから、増やしたくないと思いつつ、リュホウ、ツ・クゥアン卿、ロウフォン、ラオ、ヤン……と増えてしまいました。ややこしくてゴメンナサイ。
■人気者
メールを頂く方は、ジュリアスファンの方が多いのですが、何故か、ラオの事を気に掛けて下さる方が多かったです。ラオとヤンしか出てない回に、一番感想メールをたくさん戴きました……な、何故(^^; 私は、ナイス爺さま好きですが、皆さんも、爺さま、お好き? 優しくて強い爺ちゃん、ついでに魔法やフォースも使えればより可。(ガンダルフやオビワンかいっ)
■第二部に向けて
第二部では、西の大陸がベースになり、やっとやっとクラヴィスが出てきます。そして私的には、カタカナが使える! というのが一番ホッとしてます。
第一部は、
昔の中国風設定……だったので、なるべくカタカナの名詞は使わずに……と思っていたので、ベッドは寝台、テーブルは卓台、コートは長上衣などと、それっぽく変えて書いておりましたが、しんどかったです。
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