序  章

大陸がある。
高い山脈と荒れ狂う海が、その大陸を二分している。
東と西に……。
高見から見れば、それだけが全ての小さな世界。
けれど、その中には多くの命が生き、
転生を繰り返し、繰り返し、命を紡ぎ続ける。
そして、永い時をかけて育てられた
『神鳥の瑕』は……。

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